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Va avanti

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旅行記 その1 チンクエテッレ編-1

旅行場所:チンクエテッレ(リグーリア州)/イタリア

cinqueterre 1

期間:2003年5月19日~5月25日


第1日目

北国(ヨーロッパの)に住んでいると、太陽が恋しくなる
ものである。南に居ると、もう太陽の顔を見るのもイヤ!と
思ってしまうのに....。

私と彼は私の希望でイタリアはチンクエテッレという、
世界遺産にも登録されている海岸沿いの美しい村々へ旅立つこと
にした。

ベルリンエアーという格安航空会社を使って、ミラノまでが
往復58ユーロ。8千円弱程である。しかし、ミラノといっても
実際に空港はミラノ近郊のベルガモという町にあり、そこから
ミラノまでは電車で約1時間の距離である....。

飛行機は5月19日の昼過ぎ出発だった。家から空港迄比較的
近いせいもあり、朝からのんびりしていたらあっという間に
時間が過ぎ、慌てて我が家を後にした。バスに揺られて20分程で
もう空港到着。しかしその時点で、出発40分前程だったので
ダッシュでカウンターヘ。格安航空チケットなので、ひょっとして
もう満席なのでは?とアセった彼は、飛行機乗れるでしょうか?と
わけのわからないことを質問していた。すると、「乗客は20人程です
ので、ご心配なく!」と笑顔で返された。「ええっ、ひょっとして
プロペラ機なのか?」など不安になった私達。なにせそれが二人にとって
初格安飛行機体験(ルフトハンザやJAL等ではないという意味で)だった
からである。

がしかし予想に反して、エアバスの立派な150人は乗れそうな
飛行機であった。搭乗もスムーズで、出発の25分前には全員が搭乗完了
したのである。そして飛行機は15分も早く離陸。
代表的なライアンエアー等、格安の飛行機内ではすべてが(スナック、
飲み物等)有料とうわさに聞いていたので、ペットボトルの水など
自分で用意していた。が、なんとベルリンエアーでは、飲物サービス
があり、おまけにサンドイッチまで出たのである。

サンドイッチをつまみ、雑誌(と新聞も無料だった!)を読んでいたら
あっという間にベルガモに到着。ああ、イタリアに戻ってきた?!と
思うのは、誰もかれもがおしゃべりし続けていて、その雑音が容赦なく
耳に飛び込んでくる時である。バスに乗っても電車に乗っても、近くで
誰かしらが大声で話している。北国の方々は本当に静かなもので、
地下鉄に沢山人が乗っていても、シーンと静まり返っている時が多い。
だからって皆居眠りしているわけではなく、行儀良く座っている
だけである....。

私達は空港から、ベルガモ駅行きのバスに乗った。
ベルガモには3年前の夏、日本から友人が来てくれた時に
一緒に旅行して以来だ。丘の上には旧市街があり、中世の街並が
可愛らしく、車一台しか通れない様な道ばかりである。
ただし駅近くの新市街は、どこにでもある様な平凡な街並である。
本当はその日の内にチンクエテッレまで行きたかったのだが、
電車に5時間も揺られるよりは、ベルガモでの夕方の散策を選んだ
のである。

ホテルは駅から徒歩10分弱のところにあり、インターネットで
見つけ、電話で予約した。一泊2人で60ユーロぐらい。
ホテルに到着して、チェックインする時にちょっとおばちゃんが
引いているのがわかった。おまけに「誰が予約させたんや!」とか
言っている。実はこの時SARSがとてもはやっていて、アジア人カップル
が来たものだから、直接アジアから来たと思って怯えてしまった
らしい。しかし私達のパスポートを見て、ちょっと安心した様子。

そういえばこの時、ホテルの部屋に行って真っ先にバックから
取り出したのはサンダル。そして半袖のシャツ。やはりイタリアは
暖かい....。着替えをし、早速旧市街めざして出発。

駅前からバス、そしてモノレール5分程で旧市街の入り口に到着する。
そこからは本当に狭い上り坂の小路になっている。路には小さな
土産物屋やレストラン、トラットリア等が並んでいる。
本当は旧市街に宿、それも3年前に泊まった所にもう一度泊まりた
かったのだが、予約が一杯で諦めたのです。


Bergao ←ベルガモの中心広場

小一時間程散歩した後はゴハンタイム。
夕食は3年前にも行ったピッツェリア。確か前はビッツアではなく、
リゾット系を食べた記憶が。しかし今回はピッツア。
うーん、やっぱりピッツアは南イタリアで食べるべし....。
でもカメリエレの感じが良かったので、まあいいか....。

食後はオレンジにライトアップされた古い建物をのんびり眺めつつ、
街を散策。22時頃にはホテルに戻ったのでした。



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